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刺青に関する新聞記事



タトゥー:消したい? 医師免許なしの格安店トラブル続発

ファッション感覚で入れたタトゥー(入れ墨)を就職や結婚前に消したい−−。

そんな後悔をしている若者らの需要をあて込み、医師免許を持たずに格安料金で除去を手がける専門店が後を絶たない。

利用客が健康被害を訴えるケースもあり、警察は摘発を強めるが、追いついていない。

【千脇康平】

「やばい仕事と分かっているが、『病院で消す金がない』と頼んでくる若い客がいる限り、やめられない」

大阪府内の6畳ほどのワンルームマンションの一室で、医師免許を持たない30代の男性は入れ墨除去店の営業を続けている。

繁華街の一角に店を開いたのは2010年春。友人から「もうかりそうな商売がある」と聞き、興味を持った。

国が医療機器として認めていない機種のレーザー照射器をインターネットで見つけ、約170万円で買った。

店のホームページを開設すると、客足は伸びた。

費用は1回平均2万円。

人気歌手グループのメンバーや有名ファッションモデルのまねをしたという20〜30代の女性たちが多く来店した。

「結婚式でウエディングドレスを着たい」「出産したら子どもとプールに入りたい」と除去を望んだ。

「警察学校に入る前に消したい」という男性もいた。

美容外科で500万円はかかると言われた客も、4年かけて50万円で除去した。

昨夏までは月100万円の売り上げを記録したこともあったが、大阪府内で違法店の摘発が続くと客足は遠のいた。

「次は俺が逮捕されるかもしれない」。

店の場所を移し、ホームページから電話番号や住所を消した。

今は無料通信アプリ「LINE(ライン)」で客と連絡を取り、警察に被害届を出さないと誓った客だけ施術をしている。

また、関西地方の30代の女性は未承認の照射器を業者から買い、数年前まで店を経営した。

20代の頃、左上腕に入れたチョウのタトゥーを自分で消した。

機器の購入先の業者が大阪府警に摘発され、自分にも捜査が及ぶことを恐れて店をたたんだ。

「私は出産を機に母からタトゥーを消してほしいと頼まれた。

店には子育て世代の女性が多く訪れた」と語った。



美容外科大手「高須クリニック」によると、入れ墨の除去にはレーザー照射や皮膚の切除、移植があり、どちらも健康保険がきかない自由診療だ。

費用は入れ墨の濃さや大きさで異なるが、100万円を超えることもある。

高須クリニックでは昨年、約700件の除去をした。

5年ほどで4割増えたという。

需要の多さに引きずられて格安で施術する違法店も増えてきたとみられる。

警察庁によると、昨年は大阪、愛知、福岡など5府県で専門店やエステサロン計7店が摘発された。

捜査関係者の話では、違法店はレーザー照射で除去することが多い。

太い輪ゴムで強くはじかれるような激痛が走る場合があり、「皮膚がただれた」「やけどのような水ぶくれができた」との訴えがある。

大阪府警は昨年5月、大阪市淀川区の入れ墨除去店の経営者を医師法違反(無資格医業)の疑いで逮捕。

未承認の機器を使い、3年間で約2200人へ施術を繰り返したとされる。

また昨年10月には照射器を違法に販売したとして、同市中央区の美容機器販売業者を薬事法違反の疑いで摘発した。

中国から輸入した機器約300台を40都道府県の店舗などに販売し、約4億円を売り上げていた。

府警は昨年12月、全国のエステ店経営者らでつくる業界団体に注意を呼び掛ける文書を出している。

(2015年5月27日 毎日新聞より)


大阪市で大騒動の“入れ墨”最新事情!女性で後悔するケースも

大阪市の橋下市長の発言で注目を集めることになった入れ墨。
若年層を中心にファッションの一部として広がりを見せているが、気軽に入れたばかりに後悔する人もあとを絶たない。
タトゥーの最新事情とは-。
東京都内、JR中央線沿いの繁華街。
その一角にある老舗タトゥー店に入った。
「いらしゃいませ。お待ちしておりました」
扉を開くと、店長らしき壮年の男性がにこやかに迎えてくれる。
「お望みの図柄などはありますか。サンプルの写真もありますので、ゆっくりとお考えください」。
間接照明の店内は、ジャズとお香の匂いで満たされ、落ち着いた雰囲気だ。
「コイン大でしたら20~30分で施術が終わります。費用は、色や図柄にもよりますが、1万円からですね。場合によってはすぐにでもできますよ」と語る男性の腕からは、龍の絵がこちらをにらみつけている。
入れ墨のサイズによっては即日の施術も可能。
ただ、葉書サイズなどある程度の大きさになると5カ月待ちもざらというから人気は高いようだ。
業界に詳しい関係者は「若年層への広がりを受けて、ここ10年で店の数は急増している。
顧客の中心は、サイズの小さいワンポイントタトゥーを望む20代前半の女性。耳たぶや首筋、指などにファッション感覚で入れている」と説明する。
だが、一度入れると消すのが難しいため、後悔するケースも後を絶たない。
入れ墨の除去などを行う美容外科の院長は「除去を依頼してくるのは、20代後半から30代前半の女性。
結婚や出産がきっかけのようです。就職でも内定の取り消しや、解雇といった大きな不利を受けることもある。恋人の名前を彫っていて、別れたから除去に来る人もいる」と安易に入れることに警鐘を鳴らす。
『夜回り先生 こころの授業』の著著で知られる教育評論家の水谷修氏は「感染症の危険もあり、若者が簡単に入れるのは好ましくない。悪質な業者の中には、劣悪な衛生環境で施術を行う例もある。若いうちの教育的、倫理的な指導が必要だ」。
前出の入れ墨店で、消したくなった場合のことを聞いた。
「本来、入れ墨は生き方の決意、覚悟を身体に刻むもの。後悔するかも…と考えるのなら止めておいた方がいいですよ」。強い口調で諭された。

(2012年3月26日)


男子中学生の体に「竜と鳳凰」、入れ墨師の男逮捕

15歳の中学男子生徒に入れ墨をしたとして、愛知県警中署は25日、同県七宝町川部、入れ墨彫り師大久保幸士容疑者(45)を県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕した。
発表によると、大久保容疑者は昨年11月と今年1月の2回、同県大治町内で経営する「TATTOOハウス我慢」店内で、客として訪れた名古屋市中村区、中学3年の男子生徒(15)に対し、十分な年齢確認をしないまま、背中などに竜と鳳凰(ほうおう)の入れ墨をした疑い。
同条例は18歳未満の少年への入れ墨を禁止している。少年は生年月日などの数字を書き換え、18歳になるよう細工した保険証のコピーを年齢確認時に提示。大久保容疑者は「18歳未満とは知らなかった」と供述したが、同署は年齢確認が不十分だったと判断した。
大久保容疑者は6年前から店を開き、2時間約2万5000円の料金設定で営業。少年からは計5万円受け取っていた。
男子生徒が今年1月、軽乗用車を盗んだなどとして窃盗容疑で逮捕され、取り調べの中で入れ墨をしていることが発覚した。

(2009年2月25日 読売新聞より)


少年に入れ墨した疑い=宮崎

宮崎北署は12日、県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為の禁止)の疑いで、住所不定、無職滝本純容疑者(27)を逮捕した。
発表によると、2月ごろ、宮崎市内で無職少年(当時15歳)が18歳未満と知りながら、少年の横腹に長さ25センチ、幅15センチの鯉の入れ墨を彫った疑い。
入れ墨の禁止条項は昨年に同条例が改正された際に新設され、初めての適用。

(2008年6月14日 読売新聞より)


16歳に入れ墨した疑い 仙台の経営者逮捕=宮城

仙台中央署は21日、仙台市宮城野区清水沼、入れ墨店経営、高橋正和容疑者(34)を県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為等の禁止)の疑いで逮捕した。
発表では、高橋容疑者は今年3月、県内の高校2年の女子生徒2人(いずれも16歳)が18歳未満と知りながら、2人の腕にライオンやぼたんの花の入れ墨を彫った疑い。

(2008年4月23日 読売新聞より)


少年に入れ墨彫る 組員ら逮捕=岡山

15歳の少年に入れ墨を彫ったとして、県警少年課と岡山南署は、岡山市海吉、会社員本原久(26)、倉敷市児島小川町、暴力団組員有藤栄策(25)の両容疑者を、県青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕し、26日発表した。
調べでは、両容疑者は2007年5月から9月にかけて各自宅で、岡山市の無職少年(15)の左の肩や胸に般若や鬼の絵の入れ墨を彫った疑い。
調べに対し、本原容疑者は犯行を認めているが、有藤容疑者は「15歳とは知らなかった」と話しているという。

(2008年2月27日 読売新聞より)


少年に入れ墨、彫り師逮捕 健全育成条例違反容疑=広島

18歳未満の少年に入れ墨を彫ったとして県警少年対策課と呉署は15日、広島市東区中山南、入れ墨彫り師寺本茂生容疑者(22)を県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為)の疑いで逮捕した。
調べでは、寺本容疑者は今年3~5月、同市中区三川町の入れ墨店で、呉市に住む当時17歳だった土木作業員の少年の左上腕から肩にかけて龍の入れ墨を彫った疑い。
寺本容疑者は、容疑を認めているという。
同条例では18歳未満に入れ墨を彫ることを禁じている。

(2007年10月16日 読売新聞より)


中2男子に入れ墨 容疑の夫婦を逮捕/福岡県警

福岡県警宮若署は16日、同県中間市上蓮花寺4、パチンコ店従業員飯干新吾(25)と妻、紫異菜(しいな)(24)両容疑者を県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為等の禁止)の疑いで逮捕した。
調べによると、紫異菜容疑者は昨年7月上旬、当時住んでいた同県宮若市のアパートの自室で、知り合いだった同市の中学2年生の男子生徒(当時14歳)が18歳未満と知りながら、手に黒い点の入れ墨をした疑い。
数週間後には新吾容疑者も加わり、足に直径3~4センチの丸い模様の入れ墨をした疑い。
2人は「少年に頼まれて入れた」と供述しているという。
いずれも、安全ピンと割りばしで作った手製の道具に墨汁をつけ、入れ墨を彫っていた。

(2007年4月17日 読売新聞より)


15歳少女に入れ墨、彫り師2人逮捕 県警と中署=愛知

県警少年課と中署は1日までに、いずれも港区港栄、入れ墨師今野重美(38)と同清水健太(26)両容疑者を県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕し、送検した。
調べによると、2人は昨年5月から8月にかけ、港区内の自宅で、岐阜県内の無職少女(当時、15歳)の右腕や背中に入れ墨を入れた疑い。
少女はテレホンクラブで知り合った男性に2人を紹介され、今野容疑者が下絵を彫り、清水容疑者が色を入れていた。

(2007年3月2日 読売新聞より)


17歳少年に入れ墨 容疑の彫り師逮捕 県警と小倉北署=北九州

未成年に入れ墨をしたとして、県警少年課と小倉北署は14日、小倉北区平松町、彫り師鈴木裕一容疑者(26)を県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕した。
「未成年とは知らなかった」と容疑を否認している。
調べによると、鈴木容疑者は昨年10月14日~12月20日の間、同区京町3で共同経営している「彫○(ほりえん)」で、八幡東区の無職少年(17)の背中に、如意輪観音の入れ墨をした疑い。
約45万円受け取ることになっていたという。

(2007年2月15日 読売新聞より)


無資格で入れ墨 エステ経営者を書類送検 町田署=多摩

医師の資格がないのに入れ墨を施したとして、町田署は、町田市原町田のエステ店の女性経営者(50)を医師法違反(無資格医業)の疑いで地検八王子支部に書類送検した。
調べによると、女性経営者は2005年8月から昨年4月の間に、60歳代の女性ら3人に対し、針を取り付けた器具で入れ墨を入れた疑い。
毎日まゆ毛などを化粧するのが面倒という女性の要望に応じ、入れ墨で描いていたという。
05年末以降、「まゆがまだら模様になってしまった」などという被害届が同署に相次いで提出されたことから発覚した。このエステ店では1997年ごろから入れ墨を行っており、月平均20人の利用があったという。
女性経営者は、入れ墨を施したことは認めているが、「違法行為とは知らなかった」と話しているという。

(2007年2月09日 読売新聞より)


女子高生に入れ墨 健全育成条例違反容疑でブラジル人逮捕=石川

県警少年課は30日、ブラジル国籍で金沢市池田町、彫り師ザラメラ・ヴァルテル・ジュニオール容疑者(25)を県青少年健全育成条例違反容疑で逮捕した。
調べによると、ザラメラ容疑者は昨年7月14日ごろ、自宅アパートで、金沢市内の女子高校生(当時16歳)の左上腕部に幅約1センチの輪っか状の入れ墨を彫った疑い。
同条例は18歳未満に入れ墨を彫ることを禁じ、年齢確認義務を課している。
ザラメラ容疑者は女子高校生が18歳と言ったことを信じ、年齢確認を怠ったという。

(2006年12月01日 読売新聞より)


18歳未満に入れ墨 容疑で彫り師逮捕 県警=北九州

県警北九州暴力団対策本部(少年課、若松署)は29日、小倉北区青葉2、彫り師小池研一容疑者(32)を県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為等の禁止)容疑で逮捕した。
調べによると、小池容疑者は北九州市内の無職少年(17)が18歳未満と知りながら、8月20日ごろから9月2日ごろまでの間、自宅で3回にわたり、少年の背中に竜と虎の入れ墨をした疑い。
若松署が少年を9月7日に窃盗容疑で逮捕した際、入れ墨があったため、対策本部が追及していた。

(2006年9月30日 読売新聞より)


未成年に入れ墨 2人を書類送検 県警ほか=神奈川

県警少年捜査課と葉山、大和両署は18日、大和市の彫り師の男(46)と女(35)の2人を県青少年保護育成条例違反(入れ墨の禁止など)の疑いで、横浜地検横須賀支部に書類送検した。
調べによると、男は昨年9月から12月にかけて、自宅を訪れた同市と横須賀市の16~17歳の少年少女計3人の胸、腕などに花の模様や文字などの入れ墨を施した疑い。
女は共同経営者として男の自宅で彫り師の仕事をしており、当時、3人の電話予約を受けるなどしたという。

(2006年8月19日 読売新聞より)


[24時]入れ墨を入れる若者増加 遊び感覚だが将来考えよ=愛知

◆規制条例未整備の自治体も

「少年ということは知っていたが、もうかるので引き受けてしまった」
17歳の少年に入れ墨を入れたとして、今年3月、愛知県警に県青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されたブラジル国籍の彫り師の男(30)は、調べに対し、こう供述した。
条例は昨年7月に改正され、18歳未満の少年に入れ墨を施したり、強要したりすることを新たに禁じた。
男に入れ墨を彫られたのは、愛知県知立市の無職少年。4万円を支払い、左上腕部から胸にかけて、竜と花の模様を入れた少年は、警察での聴取に、「興味があり、1日も早く入れたかった」と淡々と答えた。

□ ■ ■

入れ墨を入れること自体、罪に問われないこともあって、ファッション感覚で気軽に入れる若者が増えている。
関係者によると、数年前には愛知県内で数軒だった入れ墨店は、現在、名古屋駅や、大須地区を中心に少なくとも約50軒はある。
逮捕された男は、毎月、10人ほどの客があり、多い月には約100万円の収入があった。
入れ墨を彫ることは医師免許がなければ、医師法違反に問われるが、国や自治体は、業者の実態を把握できていないのが実情だ。
愛知県が条例を改正した主な目的は、暴走族の撲滅だった。
入れ墨を彫って仲間意識を強めているグループの解体を進めるため、入れ墨を入れるだけでなく、強制したり、勧めたりする行為も取り締まりの対象にした。
青少年の健全育成を担当する県社会活動推進課の倉田敦課長補佐は「非行抑止はもちろんだが、子供を守るためにも必要だった」と話し、少年少女から、入れ墨を遠ざける狙いもあった。

■ □ ■

改正条例ではほかに、午後11時以降、カラオケボックスなどの深夜営業施設への立ち入りや、下着の売買などの規制も強化した。
改正後、県は約660の同様施設に対し、1か月に1度、立ち入り調査している。
しかし、問題がないわけではない。
こうした健全育成条例は、各自治体でばらつきがあるからだ。
深夜のはいかい規制時間はまちまちで、入れ墨の規制に関しては30道府県が導入したに過ぎない。
鮎川潤・関西学院大教授(少年犯罪)は「全国統一の規制を整備しなければ、実効力がそがれてしまう」と指摘する。
規制のないところでは、事実上、入れ墨を入れるのはたやすいからだ。

■ ■ □

改正条例の施行後、入れ墨を施したとして、県警が摘発したのは3人、補導した少年少女は3人。
鮎川教授は「入れ墨を入れることが非行と直結しているとはいわないが、非行と密接なかかわりのあることは否めない」としたうえで、「基本的には家庭の教育力を向上させるなど根本的な問題解決への努力が必要だ」と指摘する。
名古屋形成クリニックの上敏明院長は「一度入れたものを完全に抜き取るには、10倍以上の労力と、10倍以上のお金が必要」と警告する。
「就職、就学、結婚に差し支えるという理由で相談者が年々増えている。
将来を見据えて考えて欲しい」と呼びかけている。(小栗靖彦)

〈愛知県の少年非行〉愛知県警によると、昨年の刑法犯全体の35%、街頭犯罪の58%は少年が占めた。
刑法犯で検挙・補導された少年は6230人、喫煙、深夜はいかいなどで補導されたのは、4万9024人に上る。

写真=逮捕されたブラジル人の男が使っていた電動式の入れ墨機

(2006年5月7日 読売新聞より)


高校生に入れ墨の疑い=長崎


長崎署は17日、長崎市丸山町、自称入れ墨師小宮友之容疑者(27)を県少年保護育成条例(入れ墨の禁止)違反の疑いで逮捕した。
調べによると、1月初旬から2月下旬にかけて自宅で、高校2年生だった女子生徒(当時16歳)の体に、18歳未満であることを知りながら、数回にわたり文字やチョウの絵柄などの入れ墨を彫った疑い。
生徒から「入れ墨をしたい」と聞いた知人が小宮容疑者を紹介したという。
母親が見つけて同署に相談し、発覚した。

(2006年4月18日 読売新聞より)


少女に「入れ墨容疑」男女逮捕 改正育成条例を初適用/愛知県警


中学生らに入れ墨を彫ったとして、愛知県警西枇杷島署などは6日、名古屋市北区安井、建設作業員牛島裕介(21)と、同県一宮市浅井町小日比野、無職並河希代恵(24)の両容疑者を、県青少年保護育成条例違反容疑で逮捕した。
調べによると、牛島容疑者は先月10日、同県清須市の無職少女(16)の右手首に、ハート模様の入れ墨をした疑い。並河容疑者は昨年9月下旬、知人で一宮市の中学3年少女(15)の左腕に、十字架の入れ墨をした疑い。
いずれもペンで下書きした部分に、墨汁をつけた安全ピンを刺すなどして入れ墨を彫っていた。
愛知県は昨年7月に同条例を改正、18歳未満に入れ墨を施す行為を禁止しており、今回が初の適用になった。
青少年への入れ墨は、全国27道府県が同様の条例などで規制している。

(2006年2月7日 読売新聞より)


中学生に入れ墨した容疑で男を逮捕 水戸署と県警少年課=茨城

水戸署と県警少年課は15日、水戸市渡里町、彫り師桐原忍容疑者(48)を県青少年環境整備条例違反(入れ墨の禁止)で逮捕した。
調べでは桐原容疑者は、7月下旬と8月上旬の2回にわたり、自宅で市立中学3年の男子生徒(15)の左ふくらはぎにコイ、右ふくらはぎに顔の入れ墨を彫った疑い。
男子が桐原容疑者の入れ墨を見て、「彫って欲しい」と言ったので応じたという。

(2005年11月16日 読売新聞より)


中学生に入れ墨彫った容疑で2人逮捕 稲敷署と県警=茨城


稲敷署と県警少年課は7日、美浦村信太、運転手平田道雄容疑者(24)を県青少年環境整備条例違反(入れ墨等の禁止)の疑いで逮捕した。
調べでは平田容疑者は、同違反容疑で1日に逮捕した阿見町曙、土木作業員及川規明容疑者(28)に、稲敷郡の中学校3年の男子生徒(14)を紹介し、同容疑者が8月下旬と9月上旬の2回、少年の左上腕に竜の入れ墨(長さ約15センチ)を彫った疑い。

(2005年11月8日 読売新聞より)


[子供を守る](3)妊娠、タトゥー 心身に傷(連載)=千葉


◆後悔招く誤った認識 

「産みたいんです」。母親に連れられて昨年夏、国立千葉医療センター(千葉市)の産婦人科を訪ねた少女は、医師の大川玲子さん(58)に涙ながらに訴えた。
中学2年生。
傍らの母親は「産めるわけないでしょ」と反対するばかりだった。
教育熱心な家庭に育った少女は学校の成績も良かったが、思春期に差し掛かると両親を避けるようになった。
いつしか「優しくしてくれた」という年上のフリーターの恋人の家に泊まる日が増えた。
妊娠を知った恋人は出産に同意せず、支えを失った少女はようやく人工中絶を決断した。
大川さんは施術後、母娘で避妊法を学ぶことを勧めたが、母親は「もうセックスはさせません」と受け入れなかった。
少女の外泊は、その後も続いた。
「親の気持ちは痛いほど分かる」という大川さんだが、「性行為に走る子供は親の愛情の代わりを恋人に求めています。親がもう少し子供の立場にならないと」とも語る。
中高生の妊娠の相談は月に1度はあるという。
東京都性教育研究会の今年の調査によると、高校3年生の性交経験率は男子36%、女子44%。昨年度まで文部科学省の性教育推進地域に指定されていた県立四街道高のアンケートでは、経験者の約6割が「避妊しない時がある」と答えた学年もあった。
同高保健体育科の赤沢宏治さん(45)は、雑誌などの影響を指摘し、「大人が思うより早く、誤った情報までもが刷り込まれる。学校教育に加え、的確に助言できる親子関係を幼少期から築いてほしい」と話す。
ほかにも、あふれる情報による誤った認識が後悔を招く例が少なくない。
ここ数年で若者に浸透しているタトゥー(入れ墨)もその一つだ。
腕にたばこの箱ほどの大きさの図柄を彫ると、2万円から3万円。
千葉市中央区に店を構える「彫り師」の男性(53)は、「外国のスポーツ選手や歌手にあこがれるのか、若い客は確かに増えた。違う自分を演出する道具になっているのかもしれない」と語る。
入れ墨店にほど近い美容外科医院では、「産まれる子供に見せたくない」「仕事が続けられない」といった理由でタトゥーの除去を希望する若い患者が後を絶たない。
10代のころ、ファッション感覚で彫ったケースが多いが、除去には皮膚の移植手術など100万円の費用がかかる場合もある。医院長の白沢友裕さん(44)は「将来を想像した上での覚悟が必要なのに、マイナス面の情報が不足している」と指摘する。
若者の興味を引く情報は、規制の有無にかかわらず日々大量に流される。
一方、大人は、正しい知識を伝え、若者に自分で考える力を習得させる責務を果たせていない。

(2005年10月14日 読売新聞より)


[治安の死角]第5部 更生保護(1)少年院は出たけれど…(連載)

◆「帰る場所がない」 家族は絶縁、更生施設も断られ

10月5日。
新潟に向かう新幹線の中で、男(20)は自分に言い聞かせていた。
「少年院の仲間と約束したんだ。
我慢して、我慢して、頑張ってみせる」
この日の朝、男は1年間をすごした少年院を出所した。
持ち物は、着替えの入った紙袋一つと、院や後援組織から受け取った現金2万5000円。
「身分証代わりに戸籍謄本がいる」。
真っ先にそう考え、目指したのが古里の新潟だった。
駅に着き、市役所で戸籍謄本を手に入れると、携帯電話を買いに行った。
だが謄本だけでは、身分証代わりにならないと断られた。
電話がないと満足に職探しもできない。
現実は、はるかに厳しかった。
「自分は羽があるのに飛べないペンギン。更生したい。でも帰る場のない自分に何ができるのか」


母親とは中学1年の時に死別した。
高校1年の秋に中退し、翌年春には強盗や傷害で逮捕された。
7か月間、少年院で暮らし、父親に引き取られたが、暴力が嫌で家を飛び出した。
17歳の時、恐喝で再び少年院に入ると、父の手紙が送られてきた。
「お前の後始末をしていると、家族が崩壊します。さようなら」
一昨年10月に出所し、暴力団に入った。
昨年9月、傷害で逮捕され、また少年院送りになった。
そこで同じ系列の暴力団にいた先輩に巡り合った。
「ヤクザを辞める」。
彼の強い決意を聞いて、更生の気持ちが芽生えた。
出所予定日のかなり前から、15以上の更生保護施設に入所を申し込み続けた。
すべて断られた。
最後の望みは、親元に帰った院の仲間が「どうしてもダメなら来い」と手紙を送ってくれたことだった。
出所初日の夜、古里の駅前で明かした男は結局、この仲間に連絡を取った。
「少しの間なら泊めてあげられる」。
その答えに気持ちが少し楽になった。
それから5日後の11日、住み込みのラーメン店の仕事がようやく決まった。
「今夜から働く。入れ墨が消せれば、すし職人を目指したい」。
男は自分を奮い立たせていた。


少年院で更生を誓っても出所後、行き場がなければ更生の糸口をつかむことすら難しい。
刑務所や少年院の出所者に、寝食の場を提供する更生保護施設は、全国に101か所。
うち少年専用は5か所で、ほかに少年院出身者を受け入れる施設もあるが、入所歴を重ねた者、悪質な前歴を持つ者は入所を断られることが多い。
その時になって、出所者はだれを頼ればいいのか。
「暴力団や暴走族に戻る子どもを何人も見てきた」
各地の少年院を渡り歩いてきた指導官は、少年院への出入りを繰り返すうちに「本物の犯罪者」に変わってしまう少年がどれほど多いか、と訴える。
「今の更生保護制度は本当に支援が必要な者を救える仕組みになっていない」


9月下旬。
都内のデパートの屋上に現れた男(21)も、行き場のない出所者だった。
少年院を昨年5月、出所した。
逮捕歴は4度。
更生保護施設に入所を断られ、友人宅などを転々とした。
ホスト、暴力団の債権回収の手伝い、架空口座の売買の仲介……。ヤミ金融の仕事に失敗し、その日の生活にも困るようになった。
過去の犯罪が発覚して警察に逮捕されたのは、9月中旬。
取り調べ中、古傷の手術の必要があると分かって釈放されたが、手術費用すら工面できない。
両親の離婚で、中学まで養護施設で育った。
再婚した母と暮らすことは無理だし、母も望んでいない。
院を出た「あの時」、もし帰る場があったら――。
そこまで話をした男は、うつろな表情になっていた。
「自分は、もう引き返せないところに来てしまったのだろうか」


我が国の治安を支える更生保護制度が、ほころびを見せている。
今回のシリーズはその深刻な実態を検証し、出所者、前歴者の再犯を防ぐ方策を考えたい。

写真=
昨年5月に少年院を出た21歳の男は、友人宅を転々とし、あてもなくひとり東京をさまよってきた。
癒やされるのはペット店でウサギを見る時だ。

(2005年10月12日 読売新聞より)


17歳少女に入れ墨 容疑の男逮捕 松山東署=愛媛

18歳未満の少女に入れ墨を彫ったとして、松山東署は25日、松山市新浜町、入れ墨彫り師小林信二容疑者(33)を県青少年保護条例違反(入れ墨の制限)の疑いで逮捕した。
調べでは、小林容疑者は今年5月中旬、松山市本町の仕事場で、市内に住む無職少女(17)の左腰に、ぼたんの花の絵柄の入れ墨を彫った疑い。
入れ墨を後悔した少女が同署に相談して発覚した。

(2005年8月26日 読売新聞より)


少年に入れ墨 容疑の2人逮捕 広島中央署=広島

18歳未満の少年の背中に入れ墨をしたとして広島中央署は11日、広島市安佐北区口田南3、彫り物師谷口勝彦容疑者(31)と、谷口容疑者に少年を紹介した同市佐伯区三宅2、塗装工井上俊吾容疑者(31)を、県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為の禁止)の疑いで逮捕した。

(2005年7月12日 読売新聞より)


13歳にみだらな行為 容疑の彫り師を逮捕 横浜・港北署=神奈川

港北署は6日、埼玉県坂戸市清水町、入れ墨彫り師大木雅也容疑者(30)を、同県青少年健全育成条例違反(みだらな行為)の疑いで逮捕した。
調べによると、大木容疑者は、昨年3月下旬ごろ、携帯電話の出会い系サイトに「入れ墨を入れたければおいで」と書き込み、当時13歳だった横浜市港北区の中学3年の女子生徒(15)を自宅に誘い、女子生徒の腕に花の入れ墨を入れた後で、18歳未満であることを知りながらみだらな行為をした疑い。

(2005年6月8日 読売新聞より)


中3女子らに入れ墨 容疑の彫り師を逮捕=福岡

県警少年課と中央、西署は八日、福岡市城南区別府団地、彫り師笹原博美容疑者(26)を県青少年健全育成条例違反(入れ墨を施す行為)容疑で逮捕した。
調べによると、笹原容疑者は昨年十一―十二月、同市中央区の無職少年(16)と西区の中学三年の女子生徒(15)の背中や肩に、竜や桜吹雪などの図案の入れ墨を彫った疑い。容疑を認めているという。
笹原容疑者は、昨秋から自宅で彫り師として仕事を始めた。
知人が少年を連れてきた際、サンプル写真などを見せ、「男なら彫ってみてはどうか」などと勧誘。
女子生徒は少年の友人で、少年の入れ墨を見て「私も入れてみたい」と興味を示したという。

(2005年2月9日 読売新聞より)


女子中学生に入れ墨 傷害容疑で大阪の風俗店経営者ら逮捕


中学二年生の女子生徒(14)(当時)に入れ墨を彫ったとして、大阪府警少年課と摂津署などは十九日までに、彫り師二宮誠司(34)(覚せい剤取締法違反罪で服役中)、風俗店経営谷口辰也(28)(池田市)の両容疑者を傷害容疑で逮捕した。
調べでは、二人は昨年二月、二宮容疑者が経営していた箕面市内の入れ墨店で、女子生徒の胸に蛇の絵柄の入れ墨を施した疑い。
谷口容疑者は当時、大阪市北区の風俗店で働かせていた女子生徒を二宮容疑者の店に連れて行き、2万円で入れ墨を依頼したという。
府警が昨年秋、別の風俗店を児童福祉法違反容疑で摘発した際、その店にいた女子生徒を保護。
その後、女子生徒が被害届を出していた。

(2005年1月20日 読売新聞より)


タトゥーご注意

女性に人気 ワンポイント入れ墨

医師以外の施術違法

針から? C型肝炎感染


若い女性の間で、花や幾何学模様のデザインを体に彫る「アメリカン・タトゥー」と呼ばれる入れ墨が急速に広まっている。
専門のファッション誌も登場し、約80件のサロンが紹介されている。
厚生労働省は「医師以外が従事すれば違法」との立場だが、実態把握は難しく、事実上の黙認状態だ。
針の使い回しが原因で肝炎に感染したとみられる例も相次いでおり、医師らは注意を呼びかけている。

東京・銀座のOL(33)は24歳の時、ハワイで入れたのが最初だ。
腰に5センチくらいのチョウの絵を彫った。
「友人との記念に」のつもりだった。
15分で50ドル。
その後、東京都内にある個人経営のサロンで足首に花を入れた。
「ファッションの一部。朝の化粧も大変だから眉ずみもタトゥーにしている」

タトゥーは、人気歌手やサッカー選手のベッカムに刺激され、若い女性の間で一気に広がった。

一昨年6月には専門のファッション誌が登場。
出版元によると、これまでに3号(各公称5万部)を発行した。
同誌は、「スタジオ」と呼ばれるサロンが東京や大阪を中心に約80店掲載されている。
美容院やエステサロン、ネイルサロンとの併設も目立つ。

都内でサロンを経営する女性は「客は20代後半から30代の女性が大半。花や天使、チョウをあしらった柄に人気がある」と話す。

タトゥーは、針で皮膚を傷つける行為なので、医師免許を持たない者が従事すれば医師法に違反する。
だが、ファッション誌の編集者は、「眉ずみまで入れるメークまで含めると、技術者と言える人は国内に千人近くいるのではないか」と指摘する。

針を通してC型肝炎に感染したとみられる例が報告されている。

広島大学大学院医歯薬学総合研究科の茶山一彰教授(消化器内科)は昨年6月の日本肝臓学会で、タトゥーを入れた若者4人がC型慢性肝炎などに感染した例を発表した。

広島県内の20代男性の場合、風邪の治療で訪れた診療所で血液検査を勧められ、感染を知った。
自分と同じサロンでタトゥーを入れた友人がC型肝炎に感染したことを知り、受診したという。
若者は茶山教授に「タトゥーの針で肝炎になるなんて考えてもみなかった」と、がっかりした様子だったという。

C型肝炎は肝硬変や肝がんなどに進行するまで20年以上かかる。

茶山教授は「C型肝炎は初期には症状がなく、異常を感じたときは手遅れになるケースが多い。針の使い回しをしていた可能性のある所でタトゥーを入れた人は、早めに検査を受けてほしい」と話している。

告発の報告なし

厚生労働省医政局医事課の話


タトゥーをいれる人も違法だと分かってやっているというのが実態で、憂慮している。
01年11月に、レーザー脱毛とともにタトゥーについても、指導や告発をするよう都道府県に通知した。
ただ、実際に告発をしたという報告はない。

(2005年1月11日 朝日新聞より)


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